スキップしてメイン コンテンツに移動

丹後に向けて

WEBで丹後ウルトラの情報収集。

いろいろ見ていて気になったのが完走率。昨年の完走率は58%。それ以前の開催では50%を割り込むことも多く、なかには35%なんて時もあったらしい。 ウルトラマラソンの完走率は60%~70%くらいのところが多いように思うけれど、やはり丹後は残暑厳しい時期の開催なので完走率が下がってしまうのだろ う。それを考えると、初出場初完走できた昨年は、わりと恵まれていた条件だったのかもしれない。

去年の練習記録をみてみると、7,8月はわりと走り込んでいる。300kmには届いていないものの、15kmほどのペース走や、4'15"/kmペースで 10kmといった走り込みをわりとしている。それから考えると今年は全くの準備不足。このままでは目標なぞとんでもないだけでなく、完走すらおぼつかない かもしれない。

昨年、別ブログに書いていた丹後の完走記だが、その苦しさを思い出すためにもすぐに読み直せるようこちらに転記しておく。

---------------------------------------------------------------------------------
火曜日になってやっとパソコンに向かう気力が出てきました。とりあえず京丹後100kmウルトラマラソン完走しました。(といっても正確には歩いているので完「走」とはいえないのですが・・・)
今回、はじめてのウルトラマラソン挑戦だったのでどのくらい過酷なのか、スピードはどの程度ならいけるのかまったくわかりませんでした。なのであくまでも楽観的にレースプランを設定してみました。
京 丹後ウルトラは制限時間14時間、単純計算すると50kmを7時間でいけばゴールできます。しかし後半60kmを超えたあたりから400m超級の山越えが あるのでできれば前半に貯金をしておきたいところ。ひょっとして体力的に問題なく押し切ることが出来るならばタイムも狙いたい気持ちもあったので、前半 50kmを4時間30分で走り、後半脚が落ちなければ10時間切りを狙うという超楽観的作戦です。このタイムで前半を押し切っておけば仮に後半脚が全然動 かなくなっても残り50kmで9時間30分の猶予があるので、それならば歩いてでもゴールできるハズです。

普段のRUN時には5'00"/kmあたりならばHRは155程度。丹後は前半に200m弱の山越えが3ヶ所ありますが、下りで心肺の負荷が下がることを考えると50kmならばこのペースでもなんとかなりそうです。

で、 実際のレースですが、スタート時の気温はおそらく23℃程度。号砲と共に丹後の街を抜けて5km地点、最初の山越え、七竜峠を目指して駆け上がっていきま す。海岸線の道は外灯もなく真っ暗ですが、要所要所に車を停車してヘッドライトで道を照らしてくれていることもあって、足下に不安を感じることはありませ んでした。

心拍計は上を162、下を148にセットして、登りでもHR162を超えそうならばペースを落として乳酸を溜めずに走っていき ます。気になっている左膝をかばいつつできるだけピッチ数を多くして膝に負担をかけないように気をつけました。ピッチはだいたい190から195あたり。

今回は長丁場なので給水ポイントの利用も必ず止まってしっかり利用すると決めていました。


  • 給水は走りながら飲まない
  • 20km地点までは水分と塩を必ずひとつまみ摂る
  • 給水中は脚を止めずに必ず動かしておく
  • 20kmを過ぎればバナナと飴や梅干しも必ず摂る

給 水は当然ながら脱水症状対策です。塩は脚が痙ってしまわないように意識して摂りました。糖類は低血糖対策。あとできるだけ早い時期から食事を口に入れはじ めたのは、後半のエネルギー枯渇に備えたというより胃を空にしてしまうことで胃酸で胃がやられないようにするため。胃がやられてしまうと後半エネルギーを 摂取したくても胃が受け付けてくれなくなるとアウトですから。同様に水分補給も量を一定にしました。胃液が薄くならないようにするためと、トイレに行きた くならないようにするために1時間で1リットル以内。このくらいの量が1時間で体内に吸収できる量らしいです。エイドはだいたい3km毎にあるので、そこ に置かれている水もしくはスポーツドリンクを2杯ずつ飲んでいきます。実際はちょっと大きめのカップだったので8分目くらいずつ飲んでいきました。

給水とエネルギー摂取に関してはうまくこなせたようで最後まで胃が苦しくなることも、トイレに行きたくなることも、エネルギー不足を感じることもありませんでした。ただし順調だったのはそれだけです。問題は30km地点を過ぎてやってきました。

30km の通過タイムは2:29'51"。この間に2度の七竜峠超えをこなしているので、5'00"/kmのイーブンペースで予定どおり走ってこれたのは順調すぎ るくらいでした。心拍数も安定しており苦しさもまったくありません。しかし・・・32.5kmの看板が見えたあたりで左膝に激痛が走りました。痛みはどん どんひどくなり最後はとうとう立ち止まってしまいました。歩くだけで痛い状態。引きずるようにして歩く横をみんなが気持ちよさそうに走っていきます。この 段階でまだ全行程の3分の1。とてもゴールできる気がしません。気持ちが挫けてリタイアの事ばかり考えながら歩いていました。給水ポイントに到着するたび にリタイアを申告しようと思いましたが、あまりにも早い段階でのリタイアに気恥ずかしくって言い出すことも出来ず、せめて一緒に参加した友人が追いついて きたら彼にリタイヤすることを告げてからリタイヤしよう、と考えながら痛みをこらえながら歩きとも走りともつかない状態で進んでいきます。おそらく 42.195km地点を歩いて超えたのは3時間55分くらいだったと思います。こんなにひどい走り方でもとりあえずサブフォーだななんて思った記憶があり ます。でもそれからあとは歩き一辺倒。

44.6km地点で大きめのエイドステーションがあり、スタッフの方がマッサージをしてくれるブー スでマッサージをしてもらうと、少し痛みが和らいですこし動く気力がもどってきました。うどんがあったので食べ、持ってきていた痛み止めの薬を飲みます。 ここで20分以上休んでいたでしょうか。すこし気力が戻ってきたのでリタイアを思いとどまり前へ進むことにします。といってもどんどん走れるわけでもなく なさけないほどゆっくりなスピードです。GTmailsがうまく途中経過を送ってきてくれてないので正確な時間はワカラナイけれど50km地点はたぶん5 時間20分くらい。

55.8km地点で着替えを受け取りこのエイドでも20分以上休みました。ここから先は400m超の碇高原を超えなけ ればいけません。預けた荷物の中に入れてあったバンテリンを全身の痛みに擦り込んで再び出発です。このあたりの記憶は疲れがピークでぼやけてます。ただ 73.2km地点の荷物受け取りのエイドステーションまで上り坂はほぼ100%歩いたことだけはたしかです。とにかく膝が痛くてどうしようもないかんじ。 もちろんこのころには膝だけでなく、腕も太腿も足の指の腱も土踏まずも向こう脛も全てが痛いのですが、膝に関しては別格の痛み。わずかでも立ち止まってし まうと動き出しの度にアタマのてっぺんに突き抜ける激痛が走ります。だから痛みを避けるため動かない体を亡者のごとくノロノロと動かし続けていきます。

2 回目の荷物受け取りステーションでは、土踏まずが疲れ切っていたので靴を履き替えることにします。本来はここには靴を預ける予定ではなかったのですが、ス タート前に思い立ってゲルカヤノを預けておいたのです。足が疲れ切ったときにクッションの厚い靴なら足底筋膜炎の痛みが和らぐハズです。しかしこれが大失 敗。ここで靴を履き替えてわずか5kmも進まないうちに両足の拇指球あたりに巨大な水ぶくれが出来てしまいました。やはりいくらクッションがよくても足に 合わない靴はダメですね。期待していたクッション効果も脚がすでにバカみたいにいたくなっている状態では柔らかさを感じることもなくただただ水ぶくれを作 り、重たいだけの忌まわしい靴にしか思えませんでした。

このあたりの通過タイムは忘れましたが、たぶん歩いてもギリギリゴールに間に合う タイムだったはずです。ただ制限時間ギリギリになるのは気持ちが追い込まれてイヤだったので、慣性で走ることが出来そうな碇高原の下りだけ痛みをこらえて 走ることにしました。走ったのは5km。この5kmを25'00"で走ったのは覚えています。走りきって平地に降りると残りは約20km。あとは全部歩き ました。ただの1ヶ所も走ることなく。(^_^;)

途中沢山の方が声援を送ってくださったのですが、本当に本当に脚が終わってしまっていてもはや前に出すこともツライ状態でした。なんせ歩いて一歩を前に脚を降り出すのに苦痛で顔が歪む状態。自分の脚をあれほど重たく感じたことはありません。

80km 地点で通過ボードに乗ったときに音が鳴らず、RCチップを靴を履き替えたときに付け替えなかったことが判明。仕方ないので手で記入していただくことになり ました。このせいでこれ以降の正式タイムは全く判らずです。1kmを10分ちょいのペースで歩いていたので残り20kmは3時間以上かかりました。途中何 度も「たった10kmならば走れれば50分もあればゴールして解放されるのに」とか、とかくゴールして解放されたい気持ち、前に全然進まない苛立ちと戦い ながら暑い中ただただひたすらゴール目指して歩いていきます。その横を淡々と走り追い越していく他のランナーが眩しくて眩しくて仕方ありません。

ゴー ルにたどり着いたのは13時間10分あたりだったと思います。チップがないので正式タイムが手元にないこと、意識がぼーっとして手元のラップ計を止めるこ とを忘れていたこと、アタマが真っ白でゴールの電光掲示板をハッキリみてなかったこと、いろいろ重なって自分のゴールタイムは完走証が送られてくるまでわ かりません。ただただ暑くて苦しかった京丹後の100km、ゴールテープを切ったことだけは鮮明に覚えています。

にほんブログ村 その他スポーツブログ ジョギング・マラソンへ

このブログの人気の投稿

フォアフットランの練習には厚底シューズがオススメ

今年の故障の始まりはminimusでフォアフットをはじめたことだった。

今年の前半チャレンジ富士五湖までは大きな故障なく順調に走ることができていた。チャレンジ富士五湖完走後、次の課題としてスピードアップに取り組もうと考えた。

買ったのはニューバランスのminimusMR00。かかとにほとんどクッションのないこのシューズを使えば必然的に前足部だけを用いて走るようになり自然とフォアフットランが身につく…はずだった。

ミニベロが遅いなんて誰が言った!快適で最高な通勤自転車Bruno Minivelo 20 Road

諸事情があって通勤用のミニベロを購入しました。えぇ、たまたまタイミング的に購入事案が続いてしまっただけで宝くじが当たったわけではありません。

[徳島]本格派マフィンならココで決まり! 川内町のMUFFIN&SWEETS CIRU

あいかわらずドーナツをバクバク食べてるのですが今日はドーナツのお話じゃありません。マフィン!です。川内町にあるCIRUさんをご紹介。

マフィンってカップケーキとパウンドケーキあたりとの違いもよくわからないし、ケーキやドーナツみたいにひとつのジャンルとして確立していないイメージがあります。マフィン専門のお店ってあんまりないじゃないですか。