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4回めのキャノンボールラン、 その顛末

またもや断念。

スタート前日

金曜日朝。2日前から喉の調子がおかしくなり微熱が続いている。さすがに熱出したままスタートするわけにはいかないので病院で抗生剤の注射を射ってもらい、薬をもらった。医者にはくれぐれも体調が悪くなるようだったらすぐに中止するようにと念を押される。

スタート日朝

なんとか熱は下がった。体調を考えれば延期するべきなのかもしれないが、勤務シフトの都合上、2日続けて休みを確保できることはめったにない。今回を逃せばスパルタスロンまでにもう1回くらいしかチャンスはなくなってしまうだろう。圧倒的に経験が足りない以上経験を少しでも積むために無理をしてでも行くしかない。

スタート

松山市駅を予定より30分ほど早くスタート。スタートから数キロ走ったところでハンドボトルをスタート地点のベンチに忘れてきたことに気づく。ハンドボトルは体が熱くなってきたとき水をかけるために用意したものだ。ストラップ部分には500円程度の小銭も入れていた。けれど今さら取りに戻る気力はない。しかたなく諦めることにする。

松山市内は信号や地下道などイレギュラーが多くペースは遅い。まぁ市街地スタートの場合はスロースタートになるのは致し方ない。これから先の超長距離を考えたら逆にゆったりと入れることを喜ぶべきかもしれない。

AMBIT2のディスプレイは中央に心拍数、下段にペース、上段に走行距離を表示させている。しかし下段の文字は小さい。悲しいかな最近小さい文字がニガテなので走りながらだと確認しづらい。表示に関してはGARMIN 310XT のほうがはるかに見やすい。

10kmで初めての水分補給。最近はスポーツドリンクの甘さがニガテなので水分補給はひたすら水でいく。ここまでのペースはキロ6分〜6分30秒、信号待ちを入れるとキロ7分。心拍数は130まで。咳は出るけれど心拍数が低いからそれほどつらくはない。

20km付近から徐々に登り始め桜三里に突入。上りはキロ7分~8分。最初から歩いてしまうのはイヤだったのでスローながら最後まで走った。

30km。まだまだ序の口のはず。けれど桜三里の下りで早くも苦しくなってきてしまった。体調不良のせいなのか走りこみ不足のせいなのかはわからない。超ロングでつぶれるときはだいたい心肺からつぶれるのがいつものパターンなのだが今回は脚からつぶれてしまった。それも太ももとが痛くなるのならわかるのだけれど、なぜかハムストリングとヒラメ筋あたりに乳酸が溜まってしまったような歯痒い痛み。乳酸の処理能力が落ちているようだ。速いペースでのラントレをずっとやってないせいに違いない。

40km。脚が止まってしまい歩きが増える。ここまで水だけの補給できたけれどそろそろ塩分を補給しないとマズイ。顔は汗でぬるぬるでとにかくしょっぱい。運動強度は大したことないのだけれど湿度が高くいったん掻いた汗がひかない。速く補給をしないと痙攣をおこしたり熱中症になってしまいそうな気がする。けれど食欲はない。コンビニでおにぎりを買って無理やり食べる。食べる前までは胃は平気だったけれどおにぎりを食べたとたん吐き気に襲われてしまった。胃はまったく機能を止めてなにも消化吸収せず、中にずっと飲み食いしたものが残っている感じでもはや水を飲んでも吐きそうになる。

50km。歩きとランは半々。歩くときは速歩を意識して歩く。それでもキロ8分台で歩くのはキツい。ハムストリングに乳酸が溜まっている感じ。対スパルタスロン用にと考えていた速歩だけれどなかなか思惑通りのスピードでは歩けない。

ずっと気になってたけれどウェアが汗臭い。新しいウェアを着て擦れてしまうより着古したものが安全だと判断して選んだのだけれど、擦れはともかく臭い。ずっと履き続けてたランパンのゴム部分が臭いような気がする。いや、しまなみ海道ウルトラ遠足のTシャツも臭い。これだけ臭いとコンビニに入るのすら気が引けてしまう。さいわいシャツはインナーのノースリーブTシャツと重ね着をしている。結局臭いに耐えきれずなり、いけないこととは思いつつもシャツをコンビニのゴミ箱に捨ててしまった。臭いシャツは捨てたまではよかったものの重ね着をしていたインナーのシャツにも臭いが移っていた。せっかく捨てたのにまだ臭い。さすがにこちらも脱いで素っ裸で走るわけにもいかないのでこちらは公園の水飲み場で裸になりゴシゴシと洗濯をするハメになった。


60km。心肺、脚筋力、どちらも疲れてる。けれど動けないわけではない。ただ気力が続かない。もはや歩きが80%。ときどき歩きながら寝落ちる。幻覚もちらほら。

だんだんと注意力が散漫になってきていたとき、突然地面からビビビィビィィィッ!!!と凄まじい音が鳴り響いた。一瞬何が起こったかわからなかったけれど身体はその危機に瞬時に反応したようで、それまでノロノロと歩いてたくせにその瞬間だけあり得ないほどの角度鋭角に跳ね跳び後ずさった。いや横方向だから横ずさりというべきか。とにかく跳びのいたはいいものの疲れ切った身体にはハードな運動だったようで跳び上がった瞬間からハムストリングとヒラメ筋が攣り、着地と同時に右膝をグキッとやってしまった。しばらく悶絶し攣ったところはなんとかもとに戻ったものの膝の痛みは消えず。歩くと痛い。走るともっともっと痛い。もともとろくに走れる体力は残ってなかったので、あきらめて歩きオンリーで行くことにする。

70km。夜明け。おそろしく進んでない。キャノンボールラン史上過去最低、いやウルトラマラソン全部の中でも過去最低のペース。スパルタスロンまであと2ヶ月しかないこの時期になってなお、まったく走れる状態になってないことに本気で焦る。こんなレベルでスパルタスロンなんて無理ゲーすぎる。

頭の中では必死に徳島到着時間を考えている。超楽観的にこれから先すべて順調に物事が進むと考えても30時間は間違いなく超える。いやそもそも順調になんか進むわけがない。咳と痰がひどくなってきた。痰が喉に絡み脱水気味で、カラカラになってしまっている喉とあいまって、喉の奥がペタッとくっついてツバが飲み込めなくなったり呼吸が苦しくなったりする。窒息するんじゃなかろうか。

天気予報では一時的な小雨となっていたのにいつの間にか空は鉛色の雲て覆われ、そしてあっという間に土砂降りになった。雨粒がアスファルトで跳ね、下からも雨が降ってくる。一瞬で道には水たまりが出来、坂道は川になった。上半身分だけレインウェアを持ってたので体幹部は濡れずにすんだが下半身はずぶ濡れ。車が通るたびに容赦なく水しぶきが跳んでくる。濡れるのも嫌だったかが、それよりも雨あしが強過ぎるせいで自分が車からちゃんと視認されているか不安で仕方ない。

この時点で続行するかどうか悩む。

続行するためのいい材料としては苦手な夜が終わったこと。明るくなってくれば眠さも遠のく。気持ちもずいぶん前向きではある。さらに脚が痛いながらも心肺と脚筋力は少し復活してきてキロ7分くらいなら走れそうなこと。実際に走ってみてもそんなに苦しくはない。これは今までの超ロングではなかったことだ。ただ膝の痛みはあいかわらずでどこまでごまかせるかわからない。すでにロキソニンを1錠のんでるがその効果もあまりないようだ。

悪い点は風邪の症状がひどくなってきたこと。少し熱っぽいし咳と痰、くしゃみがあること。天気は回復するかもしれないが現状では相当危険だ。

気持ちで揺れているところへちょうど妻から電話があり、危ないから止めておけと、車で迎えに行くとのこと。この誘惑を断ち切るほどの意志の強さは持ってなかった。

結局、13時間56分かけてわずか84km進んだだけ。関門のゆるいウルトラマラソンであっても制限時間内完走ができないペースだった。走るたびに遅くなっているのが気になるが、頭を切り替えて次に向かうしかない。

ちなみに家に帰ってきてから熱を出してダウン。
風邪を引きこんでしまったので今週は走れそうもない。

次は8月8日、夜スタートで徳島〜高知にチャレンジする予定。
これも事前に走るチャンスなしでぶっつけ本番になりそう。

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