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ランニングが楽しくない。どうしてこうなった?

朝令暮改。やろうとしていた練習は全部白紙に戻すことにした。

6月くらいからだろうか。もともと性格的に粘りのあるタイプではないけれどその頃から輪をかけて粘れないようになってきた。ロング走に出かけても当初予定した距離を走りきれない。心肺を追い込んで走ろうと思ってもすぐに心が折れてしまう。


とにかくなにをやっても途中で投げ出してしまう。イヤイヤながらも距離はそれなりに伸びているけれど走り込んだ距離に応じた走力がついてきている実感は皆無。なにも実になっていない。試験前に親に言われて渋々勉強しているフリをしているようなかんじ。机には向かっているけれど集中するわけでなくただ時間を浪費し、けれど一応勉強していると自分自身もだましているような感覚。スパルタスロン前の今のボクの偽らざる心境だ。

ランニングが楽しくない。どうしてこうなった?

松山~德島間には幾度となく失敗した。德島~高知も途中でやめた。やめたのにはいくつもの納得できるそれらしい理由がある。でも本当にそれだけか? 否。やはり走ることがイヤになり途中で投げ出したくなった気持ちがあったことは否定できない。

ボクはたいしたランナーじゃない。どこにでもいるレベルのありふれた一般市民ランナーだ。けれど多くの市民ランナーと較べてすこしだけ違うところをあげるとすれば冒険のようなランが好きだということだ。冒険といっても2週間かけて1200kmの距離を走るとかサハラ砂漠を数百キロ走るなんてそんなレベルじゃない。週末だけで非日常を体験できるちょっとした冒険…時間にして24時間以内に達成できる程度の冒険が好みだ。

淡路島1周ランニングにでかけたときも150kmなら24時間以内で走ることができそうに思ったからだし、松山~德島間の200kmキャノンボールランも同じ理由だ。じつはスパルタスロンも同じ理由なのだ。もちろん自分の走力で246kmを24時間以内で走りきれないことは十分理解している。けれどキロ6分弱で24時間走り続けることができたら1日以内でゴールできる可能性のあるコースだからこそスパルタスロンに惹かれエントリーしたのだ。

冒険は1日以内。週末の1日を使って非日常を愉しみ、残りの1日で体を休めたり家族との時間を過ごす。これがボクの理想なのだ。

人によって冒険をどう捉えるかはさまざまだ。ほんとうは高い壁であれば事前にしっかり準備を怠らず何度もシミュレーションを繰り返し万全の体制を整え、本番では練習してきたとおりの手順を再現し達成するのが正しいのかもしれない。けれどボクにとっての冒険は非日常の体験こそが本質なのだ。はじめて見る景色、はじめて経験する距離、はじめて経験するつらさ、そういったさまざまなものが混ざり合って立ちはだかり、またそれを越えることができたときに感動と密度の濃い最高の時間を手にすることができるのだ。

ボクはそこを間違ってしまった。本番を想定し事前に練習を繰り返すのはもちろん間違いではない。ただボクの性格や目的には合ってない。ボクが心肺を追い込んだランをしたりするのはそれをすればスカッして気分がいいからだ。日常のストレスを吹っ飛ばすために汗を掻きスピード感を味わいたいからだ。ボクが30km走をするのは距離練習をするためではない。晴れた日に気持ちのいい景色を眺めながら季節の小さな変化に気づきたいからだ。そしてボクが松山~德島間を走るのはスパルタスロンの練習のためではない。それ自体がボクにとって冒険そのものだからだ。

いつものランをスパルタスロンの練習と考えはじめてからランが楽しくなくなってしまった。キャノンボールランをスパルタスロンの練習と位置づけてからせっかくの冒険がまるで作業のように思えてつまらなくなってしまった。

ボクが走るのはそれが楽しいからだ。わざわざ自分のオフタイムを削ってまでつまらない仕事のような楽しさのない時間を過ごすなんてゴメンだ。雨の日は不快だから走りたくない。風の強い日はニガテでおもしろくないからあまり好きじゃない。疲れている日にわざわざ走りに出かけることもしたくない。いつだって走ることは自分にとって楽しい時間であって欲しいのだ。

スパルタスロンまでのこり1ヶ月。今の実力ならば完走はおろか最初の関門すら通過できないかもしれない。一番最初に音をあげたランナーとして笑われるかもしれない。けどそれでもいいじゃないか。はじめての海外レースに出場しはじめて走るギリシャの街はすでに非日常な空間だろう。なにが起きるかわからないのが冒険じゃないか。十二分に練習とシミュレーションを繰り返し、それを再現することに心を砕くだけの36時間なんてクソ食らえだ。

別に残り1ヶ月をまったく走らないわけじゃない。ただスパルタスロンのための練習としては意識しない。走りたいときに走りたいだけ走りたいペースで走る。ただそれだけのことだ。

週末はまだはっきりとは決めてないけれどひょっとして松山に向かうかもしれない。けれどそれはスパルタスロンの練習ではない。あくまでも自分がやりたかったこと、四国横断キャノンボールランとして週末冒険を愉しむためだ。


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