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土佐乃国横断遠足でリタイアした本当の理由

Photoウルトラマラソンを走るランナーを賞する言葉で「強いランナー」っていうのがあります。どこかを痛めてボロボロになりながらもゴールすることをあきらめない…そんなランナーに対して使われる言葉です。
痛みとかケガに耐えるだけでなく、最初の目標を達成できなくなったとしてもけっしてゴールすることはあきらめないというのも「強いランナー」の資質でしょう。

いろいろと体調不良や痛みはありましたがボクが土佐乃国横断遠足をリタイアしてしまった本当の理由、それは自分の設定した目標を達成できなくなったことです。このリタイアの理由はエゴだ、思いあがりだと否定されるかもしれません。自分でもよくないな、とすこし後ろめたい気持ちになっています。

明確な取り決めはないのですが完走するためにベストを尽くすのが超ウルトラのマナー(というかありかた)というのがおそらくウルトラを走るランナーすべてが共通して持っている認識のような気がします。

でもたとえばフルマラソンで考えると出場するランナーが目標を完走に置くか自己ベスト更新に置くかは自由だと思うんです。ただフルマラソンの場合は競技時間も短いのでたとえ最初の目標を達成できなかったとしても最後まで走り切ることになります。でも超ウルトラの場合ヘタをすると数十時間終わらないんです。そしてボクは今回、当初の目標を達成できないと判断したあとに気持ちを切り替えることが出来なかった。のこり115kmを24時間以上かけて進んでいく気力を持てなかった。きもちを切り替えるだけの心の余裕がなかったんです。

ボクはけっして強いランナーじゃありません。それは自分自身でとっくに気づいていて、だからこそ自分自身をファンランナーだと思っているんです。

ランナーがリタイアするのは

あきらめたくない理由 ー やめたい理由 = 0以下

になったときだと思うんです。

たとえば「あきらめたくない理由」には、積み重ねてきた努力や時間、大会にかける思い、ゴールしたときに得られるであろう達成感、はじめてのコースかどうか、一緒に走っている仲間の存在、仲間の声援や完走できなかったときの失望、などがあげられるでしょう。

逆に「やめたい理由」には痛みやつらさ、目標が達成できなくなったこと、ラン後の予定などのなんらかの締切時間、などが考えられます。

誤解をされたくないので先に書いておきますが土佐乃国横断遠足は、ボクの中で過去参加したことのある大会の中で最高の大会だと思っていて出場をものすごく楽しみにしていました。でも一度完走していることもあってコースを知らないわけじゃないし、前回より大会に賭ける思いが少し弱かったというのは否定できません。どうしても一度完走しているコースの場合、二度目からは完走よりも前回タイムを上回ることが目標になってしまいがちでもあります。またボクは普段からあまり距離を走るタイプじゃないので大会のためにがんばって練習してきたという思いも強くありませんでした。

つまり「あきらめたくない理由」が少なかったんだと思います。そこに「やめたい理由」が増えてきてしまって、あっという間に引き算の答えがマイナスになってしまったんです。これがボクがリタイアを選択してしまった理由です。

ボクは「強いランナー」という褒め言葉があまり好きではありません。どこかを傷めているランナーに「あなたは強いからもっとがんばれる」とかそういった声援に抵抗を感じるんです。ランナー達もそれに応えるように足が腫れようがどれだけ脱水や眠気で朦朧としてても前に進むことを止めません。もちろんアタマではわかっているんです。「強い」は「逆境に負けずにけっしてあきらめない気持ち」に対して向けられていることを。ただどうしても「強さ」がカタチになって見えてくるのはカラダを傷めたり体調を崩したときが多いので「強さ=ムリをする」ように見えてしまって…。

もちろん強いランナーを否定しているわけではありません。それどころか本当にスゴい、と尊敬しています。ただボクはやはり体調不良を圧してまで走るような「強さ」を求めていないし、ただただきもちよく、たのしく走ることが理想なんです。

でもあまり好きではない「強さ」という言葉で表現されるものは、じつは本質的には「あきらめたくない理由」と同じものかもしれません。そう考えるととても素直に「強さ」という言葉を飲み込めるようになりました。

土佐乃国横断遠足は本当に楽しみにしていた大会です。今回途中でリタイアをしてしまって、あとからじわじわと後悔がこみ上げてきました。やはりたとえ最初の目標が達成できなくても、気持ちを切り替えてあきらめずに完走を目指すだけの強さを手に入れるために「あきらめたくない理由」をもっと積み上げてから臨むべきでした。

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